飲食店営業許可の準備をしていると、
と迷う方も多いと思います。
図面は、保健所が店舗の構造や設備を見るための資料です。
きれいな設計図である必要はありません。
厨房がどこにあるのか、シンクや手洗いはどこに置くのか。客席や出入口との関係はどうなっているのか。
そこが分かることが大切です。
図面がないまま工事を進めると、
あとから「ここに手洗いが必要だった」「シンクの位置を変えた方がよかった」と気づくことがあります。
そうなると、追加工事やレイアウト変更が必要になることもあります。
この記事では飲食店営業許可で使う図面について、どこまで書けばよいのか、手書きでもよいのか、
保健所へ持参する書類やよくあるミスも含めて解説します。
飲食店営業許可に図面は必要?
飲食店営業許可では、店舗の図面が必要になります。
このあたりは、初めて開業する方が迷いやすいところです。
図面は、厨房や客席、シンク、手洗い、冷蔵庫などの位置を確認するために使います。
保健所は、営業内容に合った設備があるか、衛生的に作業できる配置になっているかを確認します。
図面があると、工事前の事前相談もしやすくなります。
保健所の窓口で「この設備で足りそうか」「この位置で問題が出そうか」を確認しやすくなるからです。
飲食店営業許可では、店舗の構造や設備を確認するために図面が必要になります。
図面は申請前の相談でも使う
図面は、営業許可申請のときだけ使うものではありません。
工事前に保健所へ相談するときも図面があると話が早くなります。
工事が始まってから相談すると、シンクや手洗いの位置を変えにくくなります。
壁や配管、厨房機器の位置が決まってから直すのは、時間も費用もかかります。
特に居抜き物件では注意が必要です。
前の店舗で営業許可が出ていたとしても、新しく始める営業内容でそのまま使えるとは限りません。
カフェだった場所で居酒屋を始める。
テイクアウト中心の店に変える。
弁当販売を追加する。
営業内容が変われば、確認される設備も変わることがあります。
工事後に図面や設備の問題が分かると、追加工事や検査日程の調整が必要になることがあります。
図面は工事前の相談段階で用意しておくと安心です。
手書きの図面でも相談できる?
図面というと、専門的な設計図をイメージするかもしれません。
このように感じる方もいると思います。
最初の相談では、設備の位置関係が分かる資料があれば話を進めやすくなります。
手書きの配置案、不動産資料の間取り図、工事業者が作った簡単なレイアウト図でも、相談の材料になります。
大切なのは、見た目がきれいかどうかではありません。
シンクがどこにあるのか。
手洗いはどこに置くのか。
厨房と客席はどう分かれているのか。
保健所が確認したいのは、そういう具体的な位置関係です。
見た目が整っていても、シンクや手洗いの位置が分からない図面では確認が進みにくくなります。
大切なのは、専門的な図面かどうかよりも、設備の位置関係が分かることです。
図面にはどこまで書く?
図面には、店舗全体の構造と厨房設備の位置が分かるように書きます。
厨房、客席、シンク、手洗い、冷蔵庫、作業台、トイレ、出入口。
このあたりは、図面上で分かるようにしておきたい部分です。
厨房と客席がどのように区切られているかも大切です。
小さな店舗では、シンクや手洗い、冷蔵庫、作業台を入れるだけで厨房がかなり狭くなることがあります。
図面上では入りそうに見えても、実際に人が動くと使いにくい配置になることもあります。
図面に入れておきたい情報
・厨房
・客席
・シンク
・手洗い
・冷蔵庫
・作業台
・調理設備
・トイレ
・出入口
・厨房と客席の区画
シンクの位置は重要
シンクは、飲食店営業許可でよく確認される設備です。
シンクについては、ネット上でもいろいろな情報があります。
ただ、シンクの数や配置は、営業内容や施設の構造によって確認されます。
食材や調理器具を洗う場所として足りているか、使いやすい位置にあるかを見られることがあります。
工事後にシンクの不足が分かると、追加工事が必要になることがあります。
図面の段階で位置と数を確認しておくと、あとからの手戻りを減らしやすくなります。
シンクは「2槽なら必ずOK」「1槽なら必ずダメ」と単純に判断できるものではありません。
営業内容と管轄保健所の確認が大切です。
手洗いの位置も図面に入れる
手洗い設備も、図面にしっかり入れておきたいポイントです。
シンクは食材や器具を洗うための設備です。
手洗い設備は、従業員が手を洗うための設備です。
役割が違うため、シンクがあるから手洗い設備が不要になるとは限りません。
手洗い設備は、実際に営業中に使いやすい場所にあるかも大切です。
厨房内で使いやすい位置にあるか、動線の邪魔にならないか。図面の段階で見ておきたいところです。
シンクと手洗い設備は役割が違います。
厨房区画も分かるようにする
飲食店営業許可では、厨房と客席の関係も確認されます。
厨房がどこまでなのか、客席とどう区切られているのかが分かりにくいと確認に時間がかかることがあります。
小さなカフェやテイクアウト店では、厨房と客席の境目があいまいになりやすいです。
カウンター越しに提供する店舗、客席のすぐ近くに厨房がある店舗、テイクアウト中心の小さな店舗では、
図面上で厨房の範囲を整理しておくと相談しやすくなります。
厨房と客席の区画が分かりにくいと、保健所との確認に時間がかかることがあります。
図面上で厨房範囲を整理しておきましょう。
保健所へ持参する主な書類
飲食店営業許可では、図面以外にも準備する書類があります。
地域や営業内容によって違いはありますが、
営業許可申請書、施設の平面図、食品衛生責任者の資格を証明するものなどは確認されやすい書類です。
法人で申請する場合は、法人に関する書類も必要になることがあります。
水道水以外の水を使う場合は、水質検査成績書が必要になるケースがあります。
音響機器を設置して深夜営業を予定する場合など、営業内容によって追加書類が必要になることもあります。
保健所へ確認したい主な書類
・営業許可申請書
・施設の平面図
・案内図
・食品衛生責任者の資格を証明するもの
・法人の場合の確認書類
・水道水以外を使う場合の水質検査成績書
・営業内容によって必要な追加書類
よくある図面のミス
図面でよくあるのは、設備の位置があいまいなケースです。
こうした状態だと、保健所との確認に時間がかかることがあります。
図面は、きれいに作ることよりも、確認に必要な情報が入っていることが大切です。
どこで調理して、どこで洗って、どこで手を洗うのか。そこが伝わる図面にしておきましょう。
よくあるミス
・シンクの位置が書かれていない
・手洗い設備の位置が書かれていない
・厨房と客席の区画が分かりにくい
・冷蔵庫や作業台の位置が抜けている
・図面と実際の工事内容が違う
・営業内容が図面から伝わらない
図面と実際の店舗が違う場合
申請時の図面と実際の店舗が違うと、施設検査で確認に時間がかかることがあります。
工事中にシンクの位置を変えた。
手洗いの場所を変更した。
冷蔵庫や作業台の配置を変えた。
こうした変更がある場合は、検査前に図面も整理しておくと安心です。
変更内容によっては、保健所へ事前に確認した方がよい場合もあります。
申請時の図面と実際の店舗が合っているかは、施設検査で確認されやすいポイントです。
図面準備から営業許可までの流れ
図面は、事前相談から施設検査まで何度も使う資料です。
店内飲食かテイクアウト中心か、何を提供するのか、どこで調理するのかを整理します。
厨房、シンク、手洗い、冷蔵庫、作業台、客席などの位置が分かる図面を用意します。
管轄保健所へ相談し、営業内容と設備配置に問題がないか確認します。
相談内容を踏まえて内装工事や設備準備を進めます。
途中で変更が出た場合は、図面も整理しておきます。
申請後、保健所の施設検査を受けます。
図面と実際の店舗が合っているかも確認されます。
大きな問題がなければ営業許可へ進みます。
修正が必要な場合は改善後に再確認となることがあります。
行政書士に相談するメリット
飲食店営業許可は、自分で申請することもできます。
ただ、初めての開業では図面の作り方で迷いやすいです。
シンクの位置、手洗いの位置、厨房と客席の区切り。
どこまで図面に入れればよいのか、工事前に何を確認すればよいのか。
慣れていないと判断しづらい部分があります。
行政書士に相談すると、保健所へ行く前に図面や営業内容の確認ポイントを整理できます。
工事後に図面や設備の問題が分かると、時間も費用もかかります。
開業予定がある場合は、早めに確認しておく方が安心です。
飲食店営業許可・開業の記事をまとめて確認したい方へ
保健所への事前相談、図面、シンク・手洗い設備、キッチンカー、テイクアウト営業などは、
「飲食店営業許可・開業ガイド」にまとめています。
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飲食店営業許可について相談したい方へ
飲食店営業許可では、店舗の図面や設備配置の確認が大切です。
シンク、手洗い、厨房区画、冷蔵庫、客席との関係など、
図面で整理しておくことで保健所との相談が進めやすくなります。
行政書士さとう誠表堂では、飲食店営業許可に関するご相談を受け付けています。
このような段階でもご相談いただけます。
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実際の申請や設備基準については、最新情報をご確認ください。





